PILLAR — BTO購入ガイド

BTOパソコンの選び方
生成AI・動画編集向け必要スペックとおすすめメーカー

公開: 2026.04.12 | 更新: 2026.08.15 広告・PR

BTOパソコンは、価格だけで選ぶとGPUやメモリの配分で失敗しやすくなります。生成AI、動画編集、3DCG、ローカルLLMなど、用途から必要スペックを判断し、適切なGPUランキングと、条件に合うBTOブランド・購入先へ案内します。

生成AI・動画編集向けBTOパソコンの選び方
※画像はイメージです。実際の製品・構成とは異なる場合があります。
BTO購入判断シリーズ(第3回)

BTOとは何かから、メーカー製との違い、メーカー選び、買い時、カスタマイズまで。PC購入前の判断を順番に整理するシリーズです。第3回は、用途・GPU・VRAMから、自分に合うBTO構成とメーカーをどう選ぶか整理します。

結論:BTOパソコンは用途とGPU・VRAMから選ぶ

BTOパソコン選びでは、最初に用途を決め、GPUとVRAMを選びます。その後、メモリ、SSD、CPU、冷却、電源を調整する順番が基本です。ゲーム中心ならGPU性能、生成AIやローカルLLMではVRAM容量、動画編集や3DCGではGPU・メモリ・ストレージのバランスが重要になります。

ゲーム・一般的な制作

  • 予算とGPU性能のバランスを重視
  • メモリ32GBを基本
RTX 5070 / 5070 Tiの選び方を見る →

AI画像生成・ComfyUI

  • GPU速度だけでなくVRAM容量を重視
  • メモリ64GBも検討

4K動画編集・3DCG・TouchDesigner

  • GPU、メモリ、SSDのバランスを重視
  • メモリ64GBを推奨
RTX 5080の選び方を見る →

ローカルLLM・動画生成AI・高負荷制作

  • VRAM容量を最優先
  • メモリ64〜128GBも候補
RTX 5090の選び方を見る →

※これらは一律の必須条件ではなく、ワークフローやプロジェクト規模によって変わります。

5070・5080・5090・RTX PRO 6000、どこで分かれるのか

CORE SPECにおけるGPU選定の階段は、明確に役割が分かれています。 GPUクラス自体がまだ決まっていない場合は、まず以下の考え方から自分に近いGPUを確認してください。

RTX 5070系

PC全体のバランスを買う

GPUに予算を集中させすぎず、RAMやSSDを含めた総合完成度を優先。

RTX 5070 / 5070 Tiの選び方を見る →

RTX 5080

16GBの中で速度を買う

16GB VRAMで十分な制作用途において、高い描画・計算速度を追求。

RTX 5080の選び方を見る →

RTX 5090

速度に加えてVRAM容量を買う

32GB VRAMと最上位のGPU速度を両立するGeForceの最高峰。

RTX 5090の選び方を見る →

RTX PRO 6000

96GB VRAMと安定環境を買う

32GBを超え、業務を止めないためのエンタープライズ計算環境。

RTX PRO 6000の選び方を見る →

1. 用途別・BTOパソコンの推奨スペック早見表

用途 GPU・VRAMの考え方 メモリ SSD 案内先
ゲーム 解像度とフレームレートに比例して要求スペックが上がる 32GB 1TB〜 RTX 5070
AI画像生成 SDXLなどではVRAM 16GBあると自由度が高い 32GB〜64GB 1TB〜2TB RTX 5060 Ti / RTX 5080
ComfyUI 高解像度生成や複数モデル、ControlNetなどを併用するとVRAM消費が増えやすい 64GB 2TB〜 RTX 5080 / RTX 5090
4K動画編集 プレビューとエンコード速度に影響 64GB 2TB〜4TB RTX 5080
After Effects プレビュー用キャッシュにメモリを大量に消費する 64GB〜128GB 2TB〜4TB RTX 5080 / RTX 5090
Blender・3DCG レンダリング速度はGPU、複雑なシーンはVRAMとメモリに依存 64GB 2TB〜 RTX 5080 / RTX 5090
TouchDesigner・VJ リアルタイム処理のためGPU性能と安定性が鍵 32GB〜64GB 1TB〜2TB RTX 5080
VTuber・ゲーム配信 ゲームと配信ソフトを同時に動かす余裕が必要 32GB〜64GB 1TB〜2TB RTX 5070 / RTX 5080
ローカルLLM モデル規模に合わせてVRAM容量を最優先 64GB〜128GB 2TB〜4TB RTX 5090
32GBを超えるモデル → RTX PRO 6000
動画生成AI 高解像度生成や複雑なワークフローを使用する場合VRAMを大きく消費する 64GB〜128GB 2TB〜4TB RTX 5090
大規模・業務用途 → RTX PRO 6000

2. BTOパソコンで確認すべき5つのスペック

GPU・VRAM

生成AI、3DCG、動画編集においては最優先で検討すべきパーツです。GPUの型番(RTX 5080など)による処理速度の違いだけでなく、搭載されているVRAM容量も確認してください。なお、システムが使用する「RAM」とGPUが使用する「VRAM」は別物です。

関連記事:画像生成AIのVRAM要件 / VRAM不足時のエラーと対策

メモリ

ゲームや一般的な作業であれば32GBが基準となります。生成AI、動画編集、3DCG、配信などを複数組み合わせる用途では64GBを検討し、大規模なローカルLLMを動かす場合は128GBも候補に入ります。

関連記事:メモリ32GBと64GBの違い

CPU

GPU処理が中心の用途でも、CPUが不要になるわけではありません。動画編集のエクスポート、コンパイル、シミュレーション、マルチタスクなどではCPUの性能が重要です。ただし、GPUの予算を過度に削ってまで最上位のCPUを選ぶ必要はありません。

SSD

OSやアプリをインストールするドライブと、制作データを保存するドライブを物理的に分ける選択肢もあります。生成AIのモデルファイルや高解像度の動画素材を扱う場合は、容量に余裕を持たせましょう。HDDはバックアップやアーカイブ用途として考えるのが基本です。

関連記事:SSDとHDDの違いと使い分け

冷却・電源・拡張性

GPUとCPUの消費電力に合わせた電源容量が搭載されているか、ケースのエアフローは十分かを確認します。また、将来的なパーツ交換や増設を見据える場合は、メモリスロットやM.2スロットの空き、BTOメーカーの保証条件(自己増設で保証が切れないか)も重要です。

関連記事:マザーボードの拡張性チェックリスト

GPU価格が高騰している局面では、GPU単体の価格だけでなく、同じGPUを搭載したBTOパソコンの総額も比較してください。「グラボ高騰でBTOは買い時なのか?」では、GPU単体と完成PCの価格を比較するときの考え方を整理しています。

3. GPU別・おすすめBTOランキング

4. 予算別・最初に確認したいBTOブランド・ショップ

BTOパソコンの価格は、セール、GPU、メモリ、SSD、冷却構成によって変動する。「この予算なら必ずこのブランド」と固定するのではなく、比較を始めるショップと、最終的な判断ポイントを整理する。

予算・条件 主なGPU・用途 最初に確認したいブランド・ショップ 判断ポイント
20〜30万円前後 RTX 5060 Ti、RTX 5070/ゲーム、AI画像生成入門 FRONTIERパソコン工房GALLERIA セール価格を取るか、豊富な候補から絞るか、導入のしやすさを取るか
30〜40万円前後 RTX 5070、上位5060 Ti構成/ゲーム、配信、制作 FRONTIERパソコン工房GALLERIAツクモ 価格、選択肢、導入のしやすさ、標準構成を比較
40〜60万円前後 RTX 5080/本格的な生成AI、動画編集、3DCG DAIVサイコムアークGALLERIA 制作工程、静音・冷却、採用パーツ、導入・運用を比較
ゲーミングノート シリーズ、サイズ、冷却、GPU電力を比較。
24GB VRAMが必要ならRTX 5090 Laptop搭載機も確認。
ASUSHPAlienware ASUSはシリーズとサイズ、HPはセール、Alienwareはハイエンド性能
70万円以上 RTX 5090、大容量メモリ/LLM、VFX、研究・業務用途 サイコムアークDAIVNEWLEAGUE 冷却、静音、パーツ、制作環境、ワークステーション領域まで比較
300万円台〜・ワークステーション RTX PRO 6000 96GB/大規模LLM、AI研究、ファインチューニング、業務用途 RTX PRO 6000搭載ワークステーション比較 → 96GB VRAMが本当に必要か、600W / Max-Q、シングル / マルチGPU、ECC、保守まで含めて判断

予算だけでなく「買い方」から探すなら

同じ予算でも、BTOだけが選択肢ではない。
在庫新品、アウトレット、中古まで含めて探すなら、ソフマップのような購入先も比較対象になる。

BTO・即納・中古まで横断する ソフマップ解説を見る

20〜30万円前後

GPU性能を優先する予算帯。セール価格から探すならFRONTIER、豊富な候補から条件で絞るならパソコン工房、選びやすさや導入のしやすさまで含めるならGALLERIAを比較する。

30〜40万円前後

RTX 5070前後が候補になる。価格ならFRONTIER、選択肢の幅ならパソコン工房、導入・運用ならGALLERIA、標準構成の手堅さならツクモというように、同じGPUでも何を優先するかで見るブランドが変わる。

40〜60万円前後

RTX 5080クラスではPC全体の設計思想の差も大きくなる。制作工程から考えるならDAIV、静音・冷却ならサイコム、採用パーツを細かく見るならアーク、導入・運用のしやすさならGALLERIAを比較する。

旧世代のハイエンドGPUを検討している人へ

Amazonでは、RTX 3090などの旧世代GPUが現在も新品として販売されている場合があります。 ただし、高評価の商品レビューと、現在の販売元・商品の状態・保証条件は分けて確認する必要があります。 40万円前後の予算がある場合は、RTX 5080搭載PCなどの現行構成とも比較してから判断してください。

AmazonのRTX 3090は安心して買える?購入前の判断基準を確認する

ゲーミングノート

デスクトップと異なり、GPU名だけではなく、本体サイズ、GPUの電力設計、冷却、重量、ディスプレイ、バッテリーを含めて選ぶ。ASUSはシリーズと本体サイズから、HPはキャンペーン価格から、Alienwareは高性能・大画面・完成度から選ぶ。

特に、AI、3DCG、TouchDesignerなどで16GBを超えるVRAMを持ち運びたい場合は、24GB VRAMを搭載するRTX 5090 Laptopが候補になる。
RTX 5090 Laptop搭載ノートを比較する →

70万円以上

RTX 5090や大容量メモリが候補になる。価格差だけでなく、長時間の負荷に耐える冷却、静音性、電源、マザーボード、保証、法人対応を含めて判断する。

まずRTX 5090。32GBでは不足する場合はワークステーションも検討

5. 何を優先するかでBTOブランド・購入先を選ぶ

同じCPUとGPUでも、ブランドによって価値の置き方は違う。さらに現在は、価格や冷却だけでなく、導入のしやすさ、制作工程、選択肢の絞り方、購入方法まで含めて選べる。
「何にお金を払うか」と同時に、「どう選びたいか」まで考えると、自分に合うブランドが見えやすくなる。

迷ったら、重視する条件から選ぶ

優先すること最初に見るブランド・購入先
セール価格でGPU性能を取りたいFRONTIER
選んでから使い始めるまでの手間を減らしたいGALLERIA
制作工程からPCを考えたいDAIV
大量の候補を条件で絞り込みたいパソコン工房
BTO・新品・アウトレット・中古まで買い方を比較したいソフマップ
長時間の安定性と静音性を重視したいサイコム
極端な個性より手堅く選びたいツクモ
RTX 5080・5090を採用パーツから選びたいアーク
ケース、カラー、RGBを重視したいAstromeda
入門PCからAIワークステーションまで用途から探したいNEWLEAGUE
ゲーミングノートをシリーズとサイズから選びたいASUS
ゲーミングノートをキャンペーン価格で買いたいHP (OMEN)
高性能・大画面・完成品の体験を重視したいAlienware
ブランド・購入先 何にお金を払うか 選ぶ条件 買い時・注意点 詳細
FRONTIER セール時のGPU性能 欲しいGPUがセール対象になっている 通常価格ではなく、メモリ・SSD・送料込みで比較 解説を見る
GALLERIA 導入・運用のしやすさ 選びやすさ、納期、店舗・サポートまで含めてPCを導入したい 最安や最高自由度ではない。同GPUの他社BTOも比較 詳細
DAIV 制作工程全体を支えるPC環境 動画編集、3DCG、生成AIなど、何を作るかから構成を考えたい 同じGeForceならGPUそのものが特別速くなるわけではない。PC全体の設計を評価 詳細
パソコン工房 巨大な選択肢と構成の幅 LEVEL∞・SENSE∞などから条件に合う一台を絞り込みたい 選択肢が多いため、用途 → GPU → 筐体の順で候補を削る 詳細
ソフマップ 購入方法の選択肢 BTO、在庫新品、アウトレット、中古まで横断したい 一つのPCブランドとしての設計思想より、購入条件を比較する場所として評価 詳細
ASUS(ROG/TUF Gaming) シリーズ、筐体サイズ、携帯性 ゲーミングノートを用途やサイズから選びたい ROGとTUFでは設計思想と価格が異なる。セールも確認 ASUS比較記事
HP(OMEN) キャンペーン価格と扱いやすさ セール対象のゲーミングノートを手頃に買いたい 通常価格ではなく、開催中のキャンペーン価格で判断 解説を見る
Dell Alienware ハイエンド性能と完成品としての体験 大画面、高性能、保証を含めて選びたい 割引前価格は高い。セールと拡張性を確認 解説を見る
サイコム 長時間の安定性、冷却、静音性 AI、レンダリング、映像、リアルタイム処理を長時間動かす 最安値ではなく、高負荷時の温度・騒音・構成品質を評価 解説を見る
ツクモ 手堅い標準構成と信頼性 初めてのBTOで極端な構成を避けたい 最安ではない場合もあるため、他社のセール価格と比較 解説を見る
パソコンショップアーク 採用パーツの透明性とハイエンド構成 RTX 5080・5090をケースや電源まで確認して選びたい 構成を判断するための知識が必要 解説を見る
Astromeda ケースデザイン、RGB、冷却 PCを部屋や配信画面の一部として選びたい メモリ・SSDよりデザインや冷却へ予算が配分される場合がある 解説を見る
NEWLEAGUE 入門からAIワークステーションまでの用途の幅 ゲーム、制作、ローカルAI、法人用途から探したい 「AI向け」などの名称だけでなく標準構成を確認 解説を見る

6. 注文前に確認したいカスタマイズ項目

購入ボタンを押す前に、以下の項目が用途に合っているかチェックしましょう。

7. BTOパソコンのメリットと注意点

メリット

用途に合わせて構成を選べるため、必要なパーツ(GPUやメモリなど)へ予算を集中できるのが最大の利点です。また、自作PCのように相性問題を気にする必要がなく、完成品としてメーカーの保証を受けられるため、トラブル時の対応も一本化されます。

注意点

メーカーによってカスタマイズできる範囲が異なり、構成の組み合わせを自分で判断する必要があります。また、セール価格だけで選ぶと、電源容量や冷却性能など、見えにくい部分のスペックが要件を満たさない可能性があるため注意が必要です。

詳細な基礎知識やセールの考え方は、BTOパソコンとはBTOパソコンのセール時期をご覧ください。

8. まとめ:用途と優先条件からBTOブランド・購入先を選ぶ

BTOパソコンを選ぶ際は、次の順序で判断する。

  1. 用途を決める
  2. 必要なGPU・VRAMを決める
  3. デスクトップ、ノート、ワークステーションのどれが必要か決める
  4. メモリ・SSDを決める
  5. 予算を決める
  6. 自分が何を優先するかを決める
    ― 価格、導入・運用、制作工程、選択肢、購入方法、静音性、パーツ、デザインなど
  7. 条件に合うブランド・購入先のガイドを見る
  8. GPU別ランキングや公式サイトで具体的なモデルを比較する

最も優れたBTOブランドが一つあるわけではない。必要なGPUが同じでも、何を優先するかによって最初に見るべきブランドや購入先は変わる。

よくある質問

BTOパソコンは何を基準に選べばよいですか? +
最初に用途を決め、GPUとVRAMを選びます。その後、メモリ、SSD、CPU、冷却、電源、保証を確認する順番が基本です。生成AIではVRAM、動画編集や3DCGではGPU・メモリ・ストレージのバランスが重要になります。
生成AI用BTOパソコンはVRAM何GBが必要ですか? +
必要なVRAMは、使用するモデル、解像度、ワークフローによって変わります。AI画像生成ではVRAM 16GBが選択肢になりやすく、動画生成AIや大規模ローカルLLMでは、より大きなVRAMを持つGPUを検討します。
BTOパソコンのメモリは32GBと64GBのどちらがよいですか? +
ゲームや一般作業が中心なら32GBで足りるケースが多いです。生成AI、4K動画編集、After Effects、3DCG、配信などを複数組み合わせる場合は64GBを検討します。大規模ローカルLLMでは128GBも候補になります。
BTOメーカーはどこを選べばよいですか? +
価格ならFRONTIER、導入・運用ならGALLERIA、制作工程ならDAIV、選択肢の幅ならパソコン工房、BTO・新品・中古など購入方法を横断するならソフマップ、静音・カスタマイズならサイコム、採用パーツならアークなど、優先条件によって変わります。メーカー名から選ぶのではなく、自分が何を重視するかを先に決めるのが基本です。
BTOパソコンは後からパーツを増設できますか? +
デスクトップBTOはメモリやSSDを増設できる製品が多いですが、ケース、電源、マザーボード、空きスロット、保証条件を確認する必要があります。独自規格の筐体や部品が使われている場合は、交換できる範囲が限られることがあります。

この記事の編集・執筆

生成AI、映像制作、3DCG、リアルタイム表現を扱うクリエイターが、実際の制作環境と公式情報をもとに執筆しています。

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