CORE SPEC
公開: 2026.03.19
COLUMN — トラブル解決

PCが重い・遅い
原因と解決策

設定で直る? 買い替えが必要? タスクマネージャーで診断する方法。

遅いPCの前で「買い替えか設定変更か」を悩むユーザー

「最近PCが重い」「動作が遅くなった」——誰もが一度は経験するこの問題。原因は大きく「設定で直るケース」と「買い替えが必要なケース」の2つに分かれます。

本記事では、まず無料で試せる対処法を紹介し、その後「それでも直らないなら買い替え」と判断するための明確な基準をお伝えします。


STEP 1:まず試す — 設定で直る7つの対処法

① タスクマネージャーで「犯人」を特定する

Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開き、「パフォーマンス」タブを確認。CPU・メモリ・ディスク・GPUのうち、どれが常時80%以上かで対処法が変わります。

使用率80%超 原因の可能性 対処
CPUバックグラウンドプロセス過多 / CPU世代が古い→ ②③を実行 / 改善しなければ買い替え
メモリアプリの同時起動しすぎ / 容量不足→ アプリ整理 / メモリ増設
ディスクHDD使用 / SSD容量不足 / Windows Update中→ ④⑤を実行 / SSD換装
GPUGPU不足 / ドライバ未更新→ ⑥を実行 / GPU買い替え

② スタートアップアプリを整理する

設定 → アプリ → スタートアップ で、起動時に自動実行されるアプリを無効化。Discord、Steam、Spotify、OneDriveなど、「今すぐ使わないアプリ」をオフにするだけで起動時間が劇的に改善します。

③ Copilot / AI機能の設定見直し

Windows 11/12のCopilot(AIアシスタント)は常時メモリとCPUを消費しています。使っていないなら 設定 → Copilot → オフ にすることで、数百MB〜1GBのメモリを解放できます。

④ ストレージの空き容量を確保する

設定 → システム → ストレージ から「一時ファイル」を削除。SSDの空き容量が10%を下回ると、パフォーマンスが大幅に低下します。

⑤ 電源プランを「高パフォーマンス」に変更

コントロールパネル → 電源オプション で「高パフォーマンス」を選択。特にノートPCでは「バランス」や「省電力」が初期設定になっていることが多く、変更するだけでCPU性能が20〜30%改善する場合があります。

⑥ GPUドライバを最新にする

NVIDIA AppまたはGeForce Experienceから最新ドライバをインストール。「クリーンインストール」オプションを選ぶと、古いドライバの残骸が原因の不具合が解消されることがあります。

⑦ マルウェアスキャンを実行

Windows セキュリティ → ウイルスと脅威の防止 → クイックスキャン。メーカー製PCに最初から入っている不要なバンドルソフトも、動作を重くする原因の一つです。


STEP 2:「それでも直らない」なら — 買い替え判断チェックリスト

3つ以上当てはまったら買い替え推奨

  • メモリが16GB以下で、使用率が常時70%以上
  • システムドライブがHDD(SSDではない)
  • CPUが5年以上前の世代(第10世代Core以前 / Ryzen 3000番台以前)
  • GPUがRTX 20番台以前(GTX 1060, 1070 等)
  • PCを買ってから5年以上経過している
  • Windows 10を使用中(2025年10月にサポート終了済み → セキュリティリスク)
  • すべての設定変更を試しても改善しない

用途別:「もう限界」の目安

用途 こうなったら限界
🎮 ゲーム最新AAAタイトルが最低設定でも30FPS出ない
🎬 映像編集4Kプレビューがカクつく / 10分の動画書き出しに1時間以上
🧊 3DCGBlenderビューポートが1FPS以下 / レンダリングが数時間単位
🤖 AI生成512×512の画像1枚に5分以上 / VRAMエラーで生成不可
📹 VTuber配信OBS + モデル + ゲームの同時起動でフレームドロップ

STEP 3:買い替えるなら — 予算別ガイド

予算 選択肢 効果
〜5万円SSD換装 + メモリ増設で延命改善はするが根本解決にならない場合も
15〜25万円ミドルクラスBTO(RTX 5070 Ti + 32GB)ゲーム・軽いクリエイティブ作業が快適に
25〜45万円ハイクラスBTO(RTX 5080 + 64GB)映像編集・3DCG・AI生成が快適
45〜70万円ハイエンドBTO(RTX 5090 + 64GB + デュアル水冷)プロ級のクリエイティブ環境。3〜5年は最前線

「次のPCこそ長く使いたい」なら、BTO(受注生産)が最適解です。用途に合わせてGPU・メモリ・冷却を自由にカスタマイズでき、不要なソフトも入っていません。ゲーミングPCとクリエイターPCの違いが気になる方は、こちらの記事もぜひ。


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