BRAND GUIDE — BTO・PCブランド

パソコン工房は選びにくい?
LEVEL∞・SENSE∞の巨大ラインアップをどう読み解くか

公開: 2026.08.09 | 更新: 2026.08.09 広告・PR

巨大に見えるラインアップから、必要のないPCを消していく方法

パソコン工房 LEVEL∞ SENSE∞ BTOパソコン
画像はイメージです。

パソコン工房でBTOパソコンを探し始めると、まず驚くのがラインアップの多さだ。

LEVEL∞、SENSE∞、STYLE∞、SOLUTION∞。
そこからさらにCPU、GPU、ケースサイズ、コラボモデル、推奨PC、用途別モデルへと枝分かれしていく。

選択肢が豊富なのは魅力だ。
しかし同時に、

「結局、どれを選べばいいのか分からない」

という状態にもなりやすい。

パソコン工房のPC選びで重要なのは、すべての商品を比較することではない。
むしろ逆だ。

自分に必要のないPCを、順番に候補から消していく。

そう考えると、巨大に見えるラインアップはかなり読みやすくなる。
この記事では、特にゲーミングPCの「LEVEL∞」とクリエイターPCの「SENSE∞」を中心に、パソコン工房の膨大な商品群をどう整理すればよいのかを考える。


パソコン工房は、なぜこんなにPCが多いのか

パソコン工房では、ゲーミングPCのLEVEL∞だけでも、スペック検索、価格、GPU、ゲーム推奨PC、コラボPC、ゲーミングノートなど複数の入口が用意されている。

クリエイター向けのSENSE∞も同様だ。
こちらは動画編集、イラスト、写真、CG、音楽など「何を作るのか」からPCを探せるようになっており、用途ごとに必要なスペックを検証したモデルを展開している。

つまりパソコン工房は、

少数の完成されたモデルから選ばせるというより、条件を細かく分解し、その条件に合うPCを多数用意する

という売り場設計になっている。
これは強みである一方、何も決めずに商品一覧を見ると迷いやすい原因にもなる。

選択肢が多いことと、選びやすいことは同じではない。

だからこそ、見る順番が重要になる。


結論|全部を見る必要はない

パソコン工房でPCを選ぶとき、最初から商品一覧を一台ずつ比較する必要はない。

基本的には、

01

ブランドを決める

LEVEL∞ / SENSE∞

02

用途を決める

ゲーム / 生成AI / 動画 / 3DCG

03

GPUを決める

5060 Ti 16GB / 5070 / 5080 / 5090

04

筐体を決める

省スペース / 拡張性

05

RAM・SSDを調整する

最後の20%をBTOで整える

という順番で候補を減らしていけばよい。

最初に「LEVEL∞かSENSE∞か」を決める。
次に何をするPCなのかを決める。
必要なGPUクラスを決める。
設置スペースや拡張性から筐体を決める。
最後にメモリやSSDを調整する。

この順番なら、数百にも見える選択肢を最初から全部理解する必要はない。

パソコン工房は「おすすめから選ぶ店」というより、「条件から絞る店」と考えると分かりやすい。


まず知っておきたい「∞シリーズ」の違い

パソコン工房のiiyama PCには、用途に応じて複数のブランドがある。

大きく整理すると、

という位置づけになる。

例えばSTYLE∞ M-Classは、文書作成、Web閲覧、動画視聴など日常用途を想定したスタンダードPCとして展開されている。

CORE SPECで特に重要になるのは、

LEVEL∞とSENSE∞

だ。

RTXクラスのGPUを搭載し、ゲーム、動画編集、3DCG、生成AIなど高い計算性能を必要とするユーザーにとって、この2ブランドが主な入口になる。


LEVEL∞とSENSE∞は何が違う?

ここで注意したいのは、

LEVEL∞よりSENSE∞の方が上

あるいは、

SENSE∞よりLEVEL∞の方が高性能

という関係ではないことだ。

両者の違いは、性能の上下ではなく、

PCを何から選び始めるか

にある。

LEVEL∞は「ゲーム」から選ぶ

LEVEL∞はゲーミングPCブランドだ。

ゲームで必要になるCPU、GPU、冷却性能などを中心に構成され、現在も幅広いGPU・CPU構成やゲーム推奨PC、コラボモデルなどが用意されている。

ゲームを基準に、

「どの解像度で遊ぶのか」
「どのGPU性能が必要なのか」

からPCを決めたいならLEVEL∞が分かりやすい。

ただし、ゲーミングPCだからゲームにしか使えないわけではない。
GeForce RTXを搭載した高性能PCなら、動画編集、配信、3DCG、生成AIなどにも利用できる。

なお、パソコン工房にはコストパフォーマンスを重視したゲーミングPC「LEVELθ」もある。本記事では高性能構成と制作用途への接続を重視してLEVEL∞を中心に扱うが、予算を抑えてゲームPCを探す場合はLEVELθも比較対象になる。

SENSE∞は「何を作るか」から選ぶ

SENSE∞はクリエイター向けPCだ。

公式では動画編集、イラスト制作、写真編集、CG制作、音楽編集など、用途ごとに必要スペックを検証したモデルを展開している。
さらにSENSE∞ R-Classのカテゴリーを見ると、CG制作だけでもフォトグラメトリー、フォトリアルCG、リアルタイムレンダリング、モーショングラフィックスなど細かな用途へ分かれている。

つまり、

ゲーム体験からPCを決めたい → LEVEL∞

制作内容からPCを決めたい → SENSE∞

という理解が最初の分岐になる。


パソコン工房で迷わない5ステップ

STEP 1|LEVEL∞かSENSE∞か決める

まず入口を決める。

ゲームが主用途ならLEVEL∞。
動画、CG、写真、デザイン、生成AIなど制作が主用途ならSENSE∞。

ただし完全な境界ではない。
ゲームと動画編集を一台で行うならLEVEL∞でもよいし、制作中心だが時々ゲームをするならSENSE∞でもよい。

大切なのは、

自分が何を基準にPCを選びたいのか

だ。

STEP 2|「何をするか」を一つ決める

次に用途を決める。

例えば、

などだ。

ここで用途を一つに絞れない場合は、

一番重い処理を基準にする

と考えるとよい。

ゲームとWeb閲覧ならゲーム。
動画編集とOfficeなら動画編集。
生成AIと写真編集なら生成AI。

PCスペックは、最も負荷の高い作業によって決まりやすいからだ。

STEP 3|GPUを先に決める

パソコン工房ではCPUやGPUの組み合わせが非常に多い。

だからこそ、

商品名を比較する前にGPUクラスを決めてしまう

方が簡単だ。

現在のLEVEL∞ R-Classでも、RTX 5060 Ti 16GB、RTX 5070、RTX 5080、RTX 5090など幅広いGPUクラスから探せる。

RTX 5060 Ti 16GB

ローカル生成AIなどでVRAM容量を確保したい場合の候補。上位GPUより演算性能は低いが、16GBのVRAMを持つことに意味がある用途では比較したい。

RTX 5060 Ti 16GB搭載BTOを比較する

RTX 5070

ゲーム、動画編集、3DCGなどをバランスよく扱いたい人向け。価格を大きく上げすぎず、一定以上のGPU性能を確保したい場合の中心候補になる。

RTX 5070搭載BTOを比較する

RTX 5080

4Kゲーム、高解像度動画、GPUレンダリング、リアルタイム3DCG、ローカルAIなどを本格的に扱いたい人向け。

RTX 5080搭載BTOを比較する

RTX 5090

大容量VRAMと最高クラスのGPU性能が必要な場合の選択肢。大規模なローカルAIや3DCGなどでは強力だが、価格も大きく上がる。

RTX 5090搭載BTOを比較する

パソコン工房のラインアップが多く見えるのは、

同じブランドの中に多くのGPUクラスが並んでいる

ことも理由の一つだ。
逆にいえば、GPUを決めれば候補は一気に減る。

STEP 4|R-ClassやM-Classなど「筐体」を見る

GPUを決めたら、次は細かな型番よりケースを見る。

例えばLEVEL∞では、R-Classはミドルタワーのフラッグシップとして、カスタマイズ性やメンテナンス性を重視した設計になっている。
一方、M-Classはミニタワーで、省スペース性を重視しながら高性能GPUや冷却機構を搭載できる構成になっている。

SENSE∞にもM-Classがあり、クリエイティブ用途を想定したコンパクトなミニタワーとして、垂直エアフローや240mm水冷クーラーへの対応など冷却面も考慮されている。

つまりケース選びでは、

小ささを取るか、拡張性を取るか

という判断をすればよい。

大型ケースだから常に性能が高いわけではない。
必要なGPUが入り、必要な冷却性能があり、将来の増設に対応できるなら、コンパクトな筐体が合理的な場合もある。

STEP 5|最後にRAM・SSDを調整する

CPUやGPUを決める前に、メモリやSSD容量で悩み始めるとPC選びは複雑になる。
これらは最後に調整すればよい。

例えば、

ゲーム中心
→ 32GBメモリを基準に検討

動画編集・3DCG
→ 32〜64GB以上を制作規模に応じて検討

大規模3DCG・シミュレーション
→ 64GB、128GB以上も視野

ストレージも、

OS・アプリ用
作業データ用
アーカイブ用

など役割を分けて考える。

BTOでは最初から完璧な構成を探すのではなく、

自分の用途に近いベースモデルを見つけ、最後の20%をカスタマイズする

くらいに考えると選びやすい。


SENSE∞は生成AI・動画編集・3DCGに向いている?

CORE SPECの読者にとって、SENSE∞は特に相性の良いシリーズだ。

SENSE∞は現在、動画編集、CG制作、イラスト、写真、音楽など幅広い制作用途を想定し、入門向けからプロフェッショナル向けまでモデルを展開している。

また、ワークステーションSENSE∞では、XeonやRyzen Threadripper PRO、NVIDIA RTXプロフェッショナルGPUなどを採用する構成も案内されており、一般的なGeForce搭載クリエイターPCよりさらに専門的な領域までカバーしている。なお、公式の「ワークステーション SENSE∞」ページでは、現時点で完売・後継モデル準備中と案内されている。

つまりSENSE∞は、

軽〜中規模の制作PCから、専門的なワークステーション領域まで用途から辿れる

シリーズとして見ることができる。

ただし、生成AI用途では「クリエイターPC」という名前だけで判断してはいけない。

Stable Diffusion、ComfyUI、ローカルLLMなどではGPUとVRAM容量を見る。
動画編集ではCPU、GPU、メモリ、SSD。
3DCGではGPUだけでなくCPUやRAM、VRAMも重要になる。

最終的には、

SENSE∞だから十分なのではなく、自分の制作工程に必要なスペックを満たしているか

で判断したい。

パソコン工房の弱点|選択肢が多すぎる

パソコン工房の最大の強みは、ラインアップの厚さだ。そして最大の弱点も、同じところにある。

何も条件を決めずにサイトを見ると、

LEVEL∞なのか。SENSE∞なのか。R-Classなのか。M-Classなのか。どのCPUなのか。どのGPUなのか。コラボモデルなのか。推奨PCなのか。即納モデルなのか。

と、選択肢が一気に押し寄せてくる。だから、「一番おすすめのPCはどれだろう」と探し始めると迷いやすい。

パソコン工房では、自分に必要な条件を決め、その条件に合わないPCを消していく方が使いやすい。選択肢の多さが価値になるのは、自分が何を必要としているのかを、ある程度理解しているときだ。

GALLERIA・DAIV・サイコム・FRONTIERと何が違う?

同じBTOでも、選ぶ合理性はメーカーによって違う。

ここが最も分かりやすい違いだ。


店舗とサポートもパソコン工房の強み

パソコン工房は通販だけのBTOショップではない。

購入後の相談については24時間365日のサポートコールセンターを設置し、全国のパソコン工房・グッドウィル店舗でもサポートを受けられるとしている。

公式サイトでも、全国店舗で専門スタッフによる修理や購入相談を受けられるサポートネットワークを特徴としている。

大量の選択肢をネット上で絞り込める一方、

最終的には店舗で相談できる

という構造もパソコン工房の特徴だ。
スペックの意味は分かるが最後の判断に迷う、という人にとっては使いやすい。


パソコン工房が向いている人

パソコン工房は、次のような人と相性がよい。

逆に、

という場合は、他のBTOも比較した方がよい。


まとめ|パソコン工房は「全部を見る店」ではない

パソコン工房には、とにかく多くのPCがある。
それを弱点と感じる人もいるだろう。

しかし、すべての商品を一台ずつ比較する必要はない。

LEVEL∞かSENSE∞か。
何をするのか。
どのGPUが必要なのか。
どのサイズのケースが必要なのか。
どれだけのメモリとSSDが必要なのか。

順番に条件を決めれば、巨大な商品群から必要なPCだけが残っていく。

選択肢が多いことと、選びやすいことは同じではない。

しかし、

選ぶための軸を持っていれば、選択肢の多さは強さに変わる。

パソコン工房は、
「おすすめPCを教えてもらう店」
というより、

「自分の条件に合うPCを探し出す店」

と考えると分かりやすい。
全部を見る必要はない。

自分に必要のないPCを消していけばいい。

GPUが決まったら、パソコン工房以外も比較する

パソコン工房の中だけで最良のPCを探すのではなく、他社も含めて価格・冷却・納期・サポートを比較することが重要です。

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