マイクを良いものに変えたのに、声がまだ響く。
録音すると、話している声の後ろに部屋の反射音が残る。
配信では気にならなかったのに、ヘッドホンで聞き返すと、少し「部屋っぽい音」がする。
そんなときに検討したいのが、吸音材・吸音パネルです。
ただし、最初に一つだけ整理しておきたいことがあります。吸音材は、防音材ではありません。
吸音材が得意なのは、部屋の中で反射している音を減らし、声や録音を聞き取りやすくすることです。
外から入ってくる車の音や、隣室へ漏れる声を止めたい場合は、遮音や防音を別に考える必要があります。
「自分の悩みは吸音なのか、防音なのか分からない」という場合は、先に「配信・録音の吸音・防音ガイド」で原因を切り分けてください。
この記事では、「部屋の反響を減らしたい。では、どの吸音材を選べばよいか」に絞って考えます。
30秒で判断|配信・録音向け吸音材はどう選ぶ?
吸音材は「一番性能が高そうなもの」を1つ選べば終わりではありません。部屋の大きさ、貼れる面積、見た目、設置方法、予算によって、適した製品は変わります。
ポリエステル繊維・六角や波型などインテリア調和
ウレタン系・Amazon大容量セットでDIY向き
三京化成VIXUMメラミン・サウンドハウス定番
公式の吸音測定データあり・本格音響調整向け
くさび型成型ウレタン・REJECT配信部屋導入実績
VicPET Wool・VMT染色で建築内装と調和
CORE SPECでは、「吸音性能 × 設置面積 × 部屋との相性」の3つで考えることをおすすめします。
吸音材を買う前に知っておきたい3つのこと
1|厚ければ、それだけで正解ではない
吸音材を見ると、2.5cm、5cm、10cmなど「厚さ」が気になります。確かに厚さは低音域まで吸音する上で重要な要素です。
しかし、5cmの吸音材を数枚だけ置く場合と、少し薄い吸音材を反射の強い場所へ広く配置する場合では、部屋全体の響きの改善効果が異なることがあります。
そのため、厚さだけでなく、どれくらいの面積を処理できるかまで見て選びます。
2|部屋全面へ貼る必要はない
最初から壁をすべて吸音材で覆う必要はありません。まずは実際に録音して、
- 声の正面やマイクの対向面にある硬い壁
- マイク周辺の反射面
- デスク周辺の大きな平壁面
- ガラス窓など反射の強い面
を確認します。少量から設置し、録音して確認する。必要なら追加する。この順番の方が、過剰な施工や出費を避けやすくなります。
3|「吸音」と「部屋をデッドにする」は同じではない
反射音は少なければ少ないほど良い、とは限りません。
特に音楽制作では、吸音しすぎると部屋の響きが不自然になり、高音だけが吸われてこもったような音場になる場合があります。
配信やナレーションでも、必要なのは「響きをゼロにすること」ではなく、マイクに入り込む不要な反響音を減らすことです。この考え方で調整を進めます。
配信・録音向け吸音材おすすめ6選
※掲載順(①〜⑥)はおすすめランキングや優劣を示すものではなく、目的別・価格帯別の掲載順です。ご自身の配信部屋の課題に合わせて選択してください。
① リブグラフィ OTTO PLAY
黒いスポンジを貼らずに部屋を整える。ゲーム・配信・収録のために作られた空間デザイン吸音パネル
主な仕様
配信部屋に吸音材を導入したいけれど、壁一面が黒いウレタンフォームで埋まるのは避けたい──そんな人に最適なのがリブグラフィの「OTTO PLAY」です。メーカー自身がゲーム実況・配信・宅録用途を想定して開発しており、吸音性能を考慮した高密度ポリエステル繊維を採用したエントリーモデルで、部屋の反射音を抑えながら空間の意匠性を高めます。
向いている人: 配信画面に映り込む背景の美しさにこだわりたい人、リビングや仕事部屋と配信ブースを兼用している人、部分的な吸音から始めたい人
注意点: 形状や枚数セットによって施工面積が異なります。壁の寸法を事前に測ってからセットを選んでください。
② YOPIN 吸音材
Amazonで手軽に入手できる大容量セット。低予算でまとまった面積を処理したいときの第一歩
主な仕様
Amazonで吸音材を検索した際、最も見つけやすいのがYOPINです。ピラミッド型や波型ウレタンフォームのセットが手頃な価格で流通しており、「まずはまとまった面積に貼って効果を試したい」という用途に向いています。最高峰の音響性能を追求する製品ではありませんが、コンクリートやフローリングの硬い反響を抑える入門用として実用性があります。
向いている人: 初めて吸音材を試す人、予算を数千円〜1万円前後に抑えたい人、壁の一部ではなく広い面をDIYで処理したい人
注意点: Amazon上には形状(ピラミッド/波型/高密度ボード)、厚さ、枚数の異なるバリエーションが混在しています。購入時は1枚のサイズ、厚さ、総施工面積を必ず個別に確認してください。
③ CLASSIC PRO CQP305
音響機材専門ブランドの信頼感。三京化成メラミンフォーム「VIXUM」を採用したピラミッド型吸音材
主な仕様
サウンドハウスが展開する「CLASSIC PRO」は、音響機器ブランドとして信頼できる入門用吸音材です。CQP305は三京化成のメラミン素材「VIXUM」を採用しており、一般的な汎用スポンジよりも微細な多孔質構造によって中高域の吸音性能に優れています。30cm角・厚さ5cmの扱いやすいサイズで、4枚単位で買い足せる柔軟さも魅力です。
向いている人: Amazonのノーブランド品では品質が不安な人、音響機材専門店から買いたい人、30cm単位で少しずつ追加設置したい人
注意点: メラミン素材は軽量で貼りやすい反面、強い摩擦や引っ張りで欠けやすいため、取り扱い時は丁寧に扱ってください。
④ AURALEX / Studiofoam Wedges 2″
メーカーが周波数別の吸音測定データを公開。宅録・ナレーション・DTMなど、数値を確認しながら音響環境を整えたい人の有力候補
主な仕様
※Auralex Performance Data掲載値
AURALEX「Studiofoam Wedges 2″」は、宅録、ナレーション、ボーカル収録、DTMなど、部屋の反射音をより積極的に整えたい場合の候補です。大きな特徴は、AuralexがStudiofoam WedgesについてASTM C423に基づく周波数別の吸音測定データを公開していることです。Performance Dataでは、2″ Studiofoam Wedgesについて500Hzで0.91、1kHzで1.05、2kHzで0.99の吸音係数が掲載されています。
ただし、Auralex公式資料内でもNRCには0.75と0.80の表記差があります。そのためCORE SPECでは、単一のNRC値だけで製品性能を評価せず、厚さ、施工面積、周波数別データ、部屋の条件を合わせて判断します。なお、NRCは250Hz・500Hz・1kHz・2kHzの吸音係数をもとに算出される単一指標であり、各周波数の吸音係数はそれぞれの周波数に対する測定値です。いずれも単純な「○%の音を吸収する」という意味ではありません。
国内では、サウンドハウスで30cm角・厚さ約5cm・24枚セットの商品が販売されています(※Auralex公式のStudiofoam Wedgesシリーズには2'×2'や2'×4'等のサイズも展開されています)。
向いている人: 配信だけでなくナレーションや歌ってみた録音を行う人、測定データを確認しながら音響を整えたい人、数値に基づいた音響設計を行いたい人
注意点: 2″厚は主に中高域の反射音対策に使いやすい一方、低域の定在波まで1種類の薄型パネルで解決できるわけではありません。低域の問題が大きい場合は、ベーストラップ等を含めて別途検討します。
⑤ 東京防音 ミニソネックス SN-3045
特殊ウレタンのくさび成形。プロeスポーツチーム「REJECT」の配信部屋改造プロジェクトでも採用された国内定番
主な仕様
国内の防音・防振専門メーカーから選びたいなら、東京防音の「ミニソネックス」が有力候補です。表面がくさび状に成型されており、平坦なスポンジに比べて表面積が約2.5倍に拡大。声や反響音のエネルギーを効率的に減衰させます。プロeスポーツチーム「REJECT」の配信環境づくりでも実際に導入されており、吸音材だけでなく防振ゴムや遮音シートまで同社製品で段階的に揃えられる点も大きなメリットです。
向いている人: 国内メーカーの品質や日本語サポートを重視する人、配信・実況環境を段階的に整えたい人、将来的に防振や遮音まで拡張したい人
注意点: 24mm厚は扱いやすい薄さですが、低音の反響が大きい部屋では40mm厚タイプや厚手カーテンとの組み合わせが効果的です。
⑥ Vicoustic Flat Panel VMT 60cm Patterns
吸音材を空間デザインとして再定義。木目・幾何学模様を高度に再現するサステナブル音響パネル
主な仕様(Patterns版)
吸音材を「壁に貼るスポンジ」ではなく、制作環境の内装そのものとして設計したいならVicoustic(ビコースティック)があります。「Flat Panel VMT 60cm Patterns」は、同社の革新的染色技術(VMT)により、木目や石目、幾何学テクスチャを高精細に再現。リサイクルペットボトル由来のVicPET Woolを採用し、Euroclass B防火規格をクリアしています。※なお、無地単色のColors版(NRC 0.70 / αw 0.60 / Class C)とは性能値が異なります。
向いている人: スタジオ・制作部屋の内装を妥協したくない人、音響と空間デザインを一体で設計したい人、長期的投資として制作環境を構築するクリエイター
注意点: 価格帯はプロスタジオ・建築音響向けです。導入時は専門代理店や音響特約店での施工相談も視野に入れてください。
6メーカー・製品の比較一覧
目的や設置環境に応じた6製品の仕様比較です。
※本記事は全製品を同一環境で実測比較したものではなく、各メーカーの公開仕様・音響測定データ・公式用途・設置条件を基に比較・整理しています。
| メーカー | 代表製品 | 主な素材 | 厚さ | デザイン性 | 導入しやすさ | 公開音響データ | 主な向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リブグラフィ | OTTO PLAY | ポリエステル繊維 | 1.5〜3.5cm (立体奥行6cm) | ◎ | ◎ | 製品説明のみ(エントリー向け用途明記・周波数別数値なし) | 配信・インテリア調和 |
| YOPIN | ウレタン吸音材 | 難燃性ウレタン | 約5cm等 | △〜○ | ◎ | 商品ごとに確認(公称値のみ・外部測定値なし) | 初回DIY・広面積対策 |
| CLASSIC PRO | CQP305 | メラミン (VIXUM) | 5cm (30cm角) | △ | ◎ | 製品説明のみ(公式音響数値なし) | 音響入門・宅録 |
| AURALEX | Studiofoam Wedges 2″ | オープンセル・ポリウレタン | 約5cm (2″) 国内販売例:30cm角 |
○ | ○ | ◎ ASTM C423測定データあり 周波数別吸音係数を公開 |
本格宅録・ボーカル・DTM |
| 東京防音 | ミニソネックス SN-3045 | 特殊ウレタン(くさび) | 24mm (40mmあり) | ○ | ○ | 製品説明・実績のみ(公式音響数値なし/REJECT導入実績) | 国内品質・配信・防振連携 |
| Vicoustic | Flat Panel VMT 60cm Patterns | VicPET Wool (再生PET) | 20mm (60cm角) | ◎ | △ | ◎ 測定値あり(NRC 0.55 / αw 0.45 / Class D ※Patterns版) | 音響空間設計・スタジオ建築 |
※製品シリーズによって材質・厚さ・測定条件は異なります。購入時には各製品の最新仕様をご確認ください。
ウレタンとPET、どちらを選ぶ?
吸音材の素材は、大きく分けると「ウレタンフォーム・メラミン系」と「PET・ポリエステル繊維系」に分類されます。どちらかが絶対に優れているというわけではなく、用途と部屋の条件で選びます。
ウレタンフォーム・メラミン系
軽量で、くさび型やピラミッド型といった立体的な凹凸を作りやすく、小さなパネル単位で施工しやすいのが特徴です。
音響機材としての歴史が長く、声の周波数帯に特化した吸音材が多く揃っています。宅録部屋や配信デスク周りで、反射の強いポイントにピンポイントで貼りたい場合に適しています。
PET・ポリエステル繊維系
板状・パネル状に加工しやすく、繊維の密度を高めることで薄型でも中高域をしっかり吸収できます。また、色や幾何学形状のバリエーションが豊富で、インテリア性を損なわないデザインが作りやすいのも強みです。
配信画面の背景に映り込む壁面や、仕事部屋・リビングと配信環境を兼用している部屋には、ポリエステル系が馴染みやすいでしょう。
何枚買えばいい? 最初から決めつけないステップ
「この部屋なら○枚必要」という固定ルールはありません。部屋の広さだけでなく、床材、カーテンの有無、家具の量によって反射の強さが全く異なるためです。
CORE SPECでは、以下の順番で段階的に施工することをおすすめします。
- 現状の音を録音する: スマートフォンや配信用マイクで、いつもの声量で10秒程度の原稿を録音します。
- 反射が気になる場所へ少量を仮設置する: 30cm角から60cm角まで製品サイズによって1枚の面積が異なるため、枚数にとらわれず、話者やマイクに近い反射面へ少量を仮止めします。
- 同じ条件で録音して聴き比べる: ヘッドホンで聴き返し、「風呂場のような残響」がどれくらい減ったか確認します。
- 必要に応じて少しずつ買い足す: まだ響きが残る場合のみ、左右の壁やデスク横に追加します。
重要なのは、一度に部屋全面を完成させようとしないこと。使いながら少しずつ整える方が、過剰な出費やデッドになりすぎる失敗を防げます。
吸音材はどこに設置する?
貼る場所を最初から決め打ちする必要はありません。配信用マイクの指向性(単一指向性・カーディオイドなど)、話者とマイクの距離、部屋の形状によって音の反射経路は大きく変わるためです。
まずは「話者の声とマイクの近くにある硬い反射面」から候補を絞り、少量を仮置きしてテスト録音で効果を比較するのが確実です。
- 話者の正面壁やマイクの対向壁: 声が直線的に当たり、跳ね返ってマイク正面に再突入しやすい経路です。
- マイク左右の硬い平滑面(一次反射面): デスクの両脇に壁がある場合、横からの反射音が声の輪郭を濁らせる原因になります。
- 大きな窓ガラスや硬い扉: カーテンを閉めるだけでも吸音効果がありますが、ガラス面や平らなドア面がマイク近くにある場合は注意が必要です。
「正面壁が常に最重要」と固定せず、同じマイク位置・ゲイン設定で録音比較しながら、自分の環境で最も響きが減る配置を見つけるのがCORE SPEC流のアプローチです。
賃貸では設置方法にも注意
吸音材の本体だけでなく、「壁にどう固定するか」を必ず確認してください。
賃貸住宅での設置では、壁紙や建具の保護に十分な配慮が必要です。強力な粘着テープや接着剤を壁紙に直接貼ると、剥がす際に壁紙が破れたり糊残りが発生し、退去時に原状回復費用が発生する可能性があります。
また、壁紙の種類(ビニール壁紙、織物調、凹凸の深さなど)や経年劣化によって粘着強度は大きく変わります。「養生用マスキングテープを下地に貼る」「極細の虫ピン(押しピン)を使用する」といった方法をとる場合でも、必ずメーカー指定の取付手順を確認し、クローゼット内などの目立たない場所で事前に剥がれや跡残りをテストしてください。虫ピン等の使用可否についても、賃貸借契約書の原状回復条項や管理会社の規定を確認することを推奨します。
壁への加工や粘着を完全に避けたい場合は、突っ張り棒や自立式パーテーション、有孔ボードスタンドなどを活用して壁から浮かせて設置する方法も有効です。また、火気や暖房器具、高熱になるPC排気口の直近には設置しないよう、安全面にも配慮してください。
迷ったら、この順番で考える
初めて吸音材を導入するなら、
OTTO PLAY / YOPIN / CLASSIC PRO
のいずれかから検討するのが現実的です。
インテリアや見た目も重視したいなら「OTTO PLAY」。
とにかく低予算で広い面積を処理したいなら「YOPIN」。
音響機材専門店の定番で手堅く始めたいなら「CLASSIC PRO」。
さらに録音品質を追い込みたい段階で「AURALEX」や「東京防音」へ。
そして部屋全体を本格的な制作スタジオとして設計する段階で「Vicoustic」が視野に入ります。
吸音材を買う前に、原因をもう一度確認する
最後にもう一度整理します。
吸音材で改善できるのは、部屋の中の「反射・残響」です。
一方で、
- 外を走る車や電車の騒音
- 隣室から入ってくる生活音
- 自分の声の近隣への音漏れ
- 机や床を伝わる振動音
これらは吸音材を貼るだけでは解決できません。遮音シート、防音カーテン、マイクアーム、ショックマウントなど、別の対策が必要です。
音の悩みをすべて吸音材で解決しようとせず、まずは原因を切り分けて、目的に合った道具を選ぶ。それが余計な出費をせずに理想の配信・録音環境を作る一番の近道です。
よくある質問
吸音材と防音材(遮音材)の違いは何ですか? +
役割が根本から異なります。吸音は室内で反射する音を減らすこと(声の反響・風呂場のような響きの低減)、遮音は音の透過を抑えること(外からの騒音侵入や外部への声の漏洩防止)です。そして防音は、吸音・遮音・防振などを組み合わせて音の出入りを総合的に抑える考え方を指します。吸音材を壁に貼るだけでは外への音漏れや外部騒音は防げません。詳しくは親記事「配信・録音の吸音・防音ガイド」をご確認ください。
吸音パネルは何枚から貼り始めるべきですか? +
最初から壁全面を埋める必要はありません。製品によって1枚のサイズ(30cm角〜60cm角)が異なるため、枚数にとらわれず、話者の声やマイクに近い反射面へ少量を仮設置し、同じマイク位置・ゲイン設定でテスト録音を聴き比べるのがおすすめです。反響が十分に抑えられたと感じるポイントで施工を止め、必要に応じて少しずつ買い足す方が過剰な出費や部屋の響きすぎを防げます。
吸音材は部屋のどこに貼るのが最も効果的ですか? +
最初から場所を決め打ちせず、話者の声とマイクの近くにある硬い反射面から検討します。マイクの指向性(単一指向性など)や話者との距離によって反射経路は変わりますが、一般的には「話者の正面壁やマイクの対向壁」「デスク左右の硬い平滑面(一次反射面)」「近傍のガラス窓や硬い扉面」が候補になります。少量を仮置きしてテスト録音で比較しながら、最も効果の高い位置を見極めるのが確実です。
賃貸マンションやアパートの壁を傷つけずに設置できますか? +
工夫次第でリスクを軽減できますが、無条件に原状回復が保証されるわけではありません。壁紙の種類や経年劣化、賃貸借契約の条件によって、粘着テープによる壁紙の剥がれ・糊残りや、ピン跡による原状回復費用が発生する可能性があります。メーカー推奨の取付方法を確認し、目立たない場所で事前にテストしてください。虫ピン等の使用可否も賃貸契約書や管理会社への事前確認を推奨します。壁への接着を完全に避けたい場合は、突っ張り棒や自立式パーテーション、有孔ボードスタンドの活用も有効です。
ウレタンフォームとポリエステル(PET)繊維はどちらが良いですか? +
用途と設置場所によります。ウレタンフォームはピラミッド型やくさび型など立体構造を作りやすく、音響機材としての吸音性能を重視する宅録・配信に向いています。ポリエステル(PET)繊維は薄型フラットや幾何学形状に加工しやすく、デザインやカラーが豊富なため、カメラに映り込む背景やリビング兼用の部屋に向いています。
※素材の名前だけで性能の優劣が決まるわけではありません。ウレタン=高性能、PET=見た目重視という単純な二元論ではなく、素材の厚さ・密度・設置面積、およびメーカーが公開している測定データや施工環境の条件から判断することが重要です。
